お散歩らんらん編

  ミラノの御堂筋
   駅前広場からは八方に通りが伸びています。
   中でも駅正面からまっすぐ伸びる通りが、私が目指すドゥオモへの道です。
   道幅は広く、通り沿いの建物もモダンで高さがそろっています。
   大阪のメインストリートの御堂筋を思い出しました。
   勝手に”ミラノの御堂筋”と命名です。
   街はまだ目覚める前で、カフェの開店準備をする人くらいしか見かけません。
   ”御堂筋”のカフェだけあって、高級そうだけど、かっこいいな。
   大阪に戻って地図で調べたら、
   Via Vittor Pisani  ヴィットル・ピザーニ通り というそうです。
 
  足取りは軽く
   ドゥオモを目指して歩き始めたのですが、スピードがどんどん速くなっていきます。
   足元はHARUTAのストラップシューズでヒールもないからかなって思ったんだけど、
   歩いているうちに速く歩きすぎちゃって小走りになっちゃいました。
   ギャロップと言うのかな。
   そこでようやく気づいたんです、私。
   これって心がうきうきしているからですよね。
   女の子して、さらにはセーラー服で歩いて、楽しくて仕方ないのでしょう。
   だから足が軽くて小走りになっちゃうんですよね。
   ただ街を歩いているだけなんだけど、幸せな時間でした。

   
   後ろがレップリカ広場です。ようやく夜が明けてきました。

  レップリカ広場
   レップリカ広場に出ました。共和国広場という意味のようです。
   広場を囲む建物には高級ホテルもあって古めかしい建物が多く、
   ヨーロッパ的な景観が広がっています。
   せっかくなので写真を撮ることにしました。
   パシャパシャ撮ったんだけど、まだ夜が明けきってない。。。
   コートを脱いだりしたんだけど、寒いよお。
   寒いけど、「セーラー服で写真を撮りたい」ですよね。
   何枚か撮って満足した私は広場を通り抜けようとしたんです。
   歩いていると、突然、バサッと。
   ・・・制服のスカートが・・・風でまくれちゃいました?!
   マリリンモンロー状態!!!
   あわててスカートを抑えたんだけど、
   幸いにもまだ薄暗く近くに人はいませんでした。
   足元を見ると、地下鉄の通風孔があります。
   制服のスカートって、とってもめくれやすいって初めて知りました。

  教会で
   広場を過ぎてもどんどん歩きました。
   通りはビジネス街からショッピングストリートに変わった様子で、
   ブランドショップが軒を連ねています。
   なにやら高級な雰囲気です。
   そんな通りに重厚な扉の建物がありました。
   教会のようです。
   重い扉を開ける人を見かけたので、私も後に続きました。
   観光地の教会というわけではなさそうなので、
   本当はだめなのかもだけど。
   天井は高くステンドグラス越しの朝日はまだ弱く、内部は薄暗くてひんやりしていました。
   広い空間に2,3人しかおらず、その人々も静かに祈りを捧げていて
   「静謐」という言葉がぴったりです。
   私もベンチに腰掛けて祭壇を眺めていると、
   なんだか心の澱が落ちていくように思えたのでした。
   静かな静かな時間でした。



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