放蕩娘の帰還編

    
    マドレーヌ寺院

    レストランを出て  
     レストランを出ると夜の12時ごろでした。
     ゆっくり食事を楽しんでいたようです。
     部屋に戻る方法について悩みます。
     まだメトロは走っているようですし、タクシーでもいいかもです。
     悩んだ結果の結論が。。。パリの夜景を楽しもうでした。
     有名ですが、パリは夜景がきれいなんです。
     特にヴァンドーム広場の夜景が私は大好きなので、
     歩いて行くことにしました。
     ただし部屋のあるサンルイ島までまっすぐ歩いてもかなりの距離です。
     夜の女の子の一人歩きは危ないですよね。しかも慣れない海外。
     けれども酔った私は冷静に考えられずに歩き出したのでした。
     今考えると、冒険でしたね。二度目はないようにします。

    
    エディアール

    パリの名所めぐり
     夜ですが、パリの名所めぐりスタートです。
     まずはレストラン近くのオペラ座に向かいます。
     暗闇に浮かぶオペラ座は、何度見ても迫力十分でした。
     このあたりは24時間営業のレストランも多く、
     夜でも人が行き来しています。
     そのまままっすぐ歩きました。
     ヴァンドーム広場に行く前に、マドレーヌ寺院に寄り道です。
     夜になり気温も下がっていたとは思いますが、
     酔っていた私はいい気分でマドレーヌ大通りをとことこ歩きました。
     マドレーヌ寺院の辺りは人影も少なく、静かです。
     高級食料品店が多いので有名な地区で
     フォションやエディアールの本店があります。
     もちろん店舗は閉まっていましたが、
     エディアールのディスプレイをのぞいたりして楽しみました。
     酔っていて何をしても楽しいです。

    
    HERMES本店のディスプレイ

     象さん
     その後、ロワイヤル通りをコンコルド広場に向かいます。
     通りには高級ブランド店が並んでいます。
     私には縁のないところですが、見るだけならいいですよね。
     素敵なディスプレイを見ながら歩いていました。
     サントレノ通りを左折して西に向かうのが、
     ヴァンドーム広場への道のりです。
     しかし私は右折して少し進みます。
     この通りはブランド通りというかファッション通りになっていて
     女性ならば憧れるお店で一杯です。
     そんなお店の中でも私のお目当ては
     HERMES本店です。
     深夜にも関わらず、私以外にもディスプレイを見に来た人が
     数組いました。
     そしてディスプレイには
     かわいい象さんがいました。
     私もHERMESのバックが欲しいですが、
     こればかりは夢で終わりそうです。
     いえ、終わらせないと大変な出費になってしまいますよね。

     パリで一番の夜景
     ヴァンドーム広場に向かいます。
     やはりディスプレイには素敵な洋服が並んでいます。
     道中ではファッション関係者と思しきオシャレさんと
     何組かすれ違いました。
     遅い時間帯ですが、全く人通りがないというわけではありません。
     ただし、コンビニなど一軒もないパリなので
     日本よりは確実に街は静かです。
     とことこ歩いているうちに、ヴァンドーム広場に到着しました。
     私はこの広場がパリで一番夜景のきれいな広場だと思っています。
     明かりの色が、他所とは違います。
     お店が閉まった後は、何もないがらんとした広場なのですが
     とっても素敵なんです。
     広場を囲む建物の中には、ダイアナ妃が最後に食事をした場所であり、
     ココ・シャネルが住んでいたホテル・リッツがあります。
     豪華な雰囲気が感じがしますよね。
     もしパリに行かれたらぜひ立ち寄られることをお勧めします。
     パリの中心にあるので、行きやすいですしね。
     ここで写真をぱちりと撮りました(^−^)

    
    ヴァンドーム広場にて
    
     冷や汗
     さて、ここでヴァンドーム広場で写真という目標は達成しました。
     部屋に帰ることを真剣に考えなければなりません。
     時刻は深夜12時を過ぎています。
     どうしようか悩みながらガイドブックの地図を眺めたのですが、
     結論は「ルーブルへ行こう」でした。
     まだ酔っていたのですね。私って危なっかしい性格のようです。
     そしてとことこ歩きの再開です。
     歩いて行くうちに、人通りはますます減っていきます。
     リヴォリ通りを東に向かったのですが、
     このとき少し怖い思いをしました。
     男性4人組とすれ違ったのですが、
     酔っていて道一杯に広がりながら、奇声を発しています。
     すれ違うときに、叫びながら軽く進路をふさがれたので
     迂回したのですが、バッグの紐を一瞬引っ張られました。
     バッグを盗ろうというよりからかいたかったようです。
     だけどびっくりしました。
     ちょっと冷や汗でした。

    
 
    深夜のピラミッド
     ルーブルに到着しました。
     ガラスのピラミッドはライトアップされていますが、
     深夜なのでライトも抑えられているようです。
     それでもキレイでした。
     私のほかにも何人か来ていましたし、
     みんなピラミッド好きなんですね。
     ここで家族連れにメトロの駅を尋ねられましたので
     教えたのですが、
     深夜1時だったので、地下鉄が走っていたのか気になります。
     私はピラミッドの写真をパシャパシャ撮ったのですが
     自分とピラミッドを撮りたくなりました。
     しかしセルフ撮影ではカメラを置く場所がなく無理です。
     そこで誰かに頼もうと思ったのですが、
     人が少なくなかなか頼めません。
     むりかなあと思っていたころ、
     スペイン語を話す女性に頼むことに成功しました。
     ガラスのピラミッドと私の写真を撮ることができました。 
     ずうずうしくなって、写真を頼むことに躊躇しなくなってきています。

    サンルイ島に帰還
     その後はセーヌ川沿いにとことこ歩きました。
     車は走っていますが、歩行者はほとんどいません。
     さすがに酔いもさめてきたので、注意して歩きました。
     うれしかったのは、深夜にもかかわらず四人家族が
     サイクリングをしていたので、道を譲ったのですが、
     若いお母さんから「メルシー」と声をかけられたことでした。
     よく通る朗らかな声で、素敵でした。
     私も日本で真似しようと思います。
     何事も明るく楽しくが大切ですよね。
     そしてシテ島に渡り、ノートルダム寺院を過ぎて
     サンルイ島に戻りました。
     戻れば深夜2時前です。
     歩きつかれた私は、メイクを落としてすぐに寝ました。
     脚がむくんで大変です。
     脚の下に枕を敷いて寝ました。
     おやすみなさい。

    戻る    旅行記トップへ    次へ
   
     
          
      
     
     
     

inserted by FC2 system