パリの笑顔編
    
    
    デュマの「三銃士」時代は陰謀渦まく舞台でした。今はシマシマです。

    現代美術はわかりません
     美術館を出た私は遅いお昼ご飯を食べることにしました。
     朝から歩いた私はお腹がかなり減っています。
     しかしまずはルーブルのそばのパレ・ロワイヤルに行きました。
     今まで行ったことがなかったので、せっかくなので見ておこうって思ったんです。
     シマシマの円筒がたくさん置かれていますが、
     これはオブジェで芸術作品らしいです。
     決してベンチなどではないようですが、
     とっても不思議な空間ですよね。
     周りはルイ14世が幼年時代に住んでいたという古めかしい重厚な建物に
     囲まれているのに広場にはシマシマが林立しています。
     こういうのをシュールって言うんでしょうか?
     現代美術ってわかりません(T。T)

     パレ・ロワイヤルにて

    Cafe de la Paix
     その後、メトロに乗ってオペラ地区に来ました。
     昨日の素敵な夕食が忘れられず、
     再びオペラ地区に戻って来てしまいました。
     駅そばのレストランを数軒のぞきましたが、
     お昼時で満席のようです。
     みなさんが楽しそうに食べているのを見ていると、
     なんだか私の空腹度も限界です。
     歩いていると、
     オペラ座の前の一等地で牡蠣の下ごしらえをしているお店を見つけました。
     昨日食べたので、牡蠣は食べませんが内装もよさそうなのでここにします。
     実質最後のパリなのでここで贅沢をすることにしました。
     次に女の子でパリに来れるかどうかわかりませんもんね。
     たぶん無理でしょうけど。
     Cafe de la Paix(カフェ・ド・ラ・ぺ)さんです。
     オペラ座と同様にシャルル・ガルニエが設計したル・グランホテル内にあります。
     このホテルの創業は1862年だそうで、日本では・・・幕末ですよね(=v=)
     ヨーロッパではこれくらいの古さでは、ものめずらしくないかもしれないのかなあ。。。
     ベルギーで1300年代に建てられた建物で、
     1500年頃から営業しているというお店に行った思い出があります。
     だれかヨーロッパの「老舗」についてくわしい人がいれば教えてくださいね。

    お肉が食べたい
     店内の装飾はとにかく立派です。
     ゴージャスで重厚と言えばいいのでしょうか?
     カフェというよりレストランに見えます。
     働いている人もきびきびしていて、誇りを持っておられるんだろうなって思いました。
     なので、このお昼時の写真は全くないんです。
     写真を撮ることよりもパリでの食事を楽しもうって心に決めました。
     もう写真は散々撮っていたというのもあります。
     そして、旅行記を書く予定もなかったですし\(^▽^)/
     お店はオペラ座を背にして右前の位置にあり、私の席からもオペラ座が見えました。
     食事はメイン料理を一品と水を注文しました。
     メイン料理はステーキです。
     私は魚が大好きなのですが、
     ヨーロッパではあえて肉料理を選ぶことが多いんです。
     というのも、なんだかお肉を食べる伝統のヨーロッパでは
     とってもおいしい肉料理があるのではっていう期待を抱いています。
     なのでお肉かお魚か選ぶのなら、断然お肉を選びました。

    
    パリのオペラ座は貫禄がありますよね。

    お仕事
     私に給仕してくださった方は女性でした。
     このお店の唯一の女性だったのですが、
     顔つきがアジア系で、顔だけで判断すれば日本人です。
     しかし私との会話はフランス語と英語でしたし、
     スタッフ間ではフランス語です。
     「日本人ですか?」って訊くのも不自然だし、
     フランスで生まれ育った人で、日本語はできないかもしれないし。
     とても働き者の方で、テキパキとした身のこなしに
     見ていて「凄いなあ」って素直に思えました。
     勝手になんだか好感を抱いてしまいます。
 
    パリの恋人たち   
     そしてテーブルの間は結構詰まっていたのですが、
     私の左はイギリス人のカップルでした。
     観光に来ていたようです。
     イギリスとフランスってユーロスターでつながって
     とっても簡単に来られますよね。
     週末に気軽にパリに来ることができるなんて本当にうらやましく思います。
     ロンドンも楽しい街ですが、パリは随分雰囲気が違いますもんね。
     しかもデートで来るにはパリはとってもいいのは間違いありません。
     勝手にお幸せにって思ってました。

      オペラ座側面
 
    パリの笑顔  
     食後のカフェをいただきながら、オペラ座を眺めていました。
     明日には帰国の途に着かなければなりません。
     パリにいられる時間も残りわずかとなりました。
     午後のけだるい時間帯、パリにいる今をかみ締めていました。
     そしてパリにお別れを言いました。
     ちょっと早いけど、気持ちを切り替えて帰国の準備を始めなければなりません。
     まずはお土産です。
     無難にチョコレートを買うとして、スーパーで良いかなって思いました。
     マドレーヌ広場のフォションやエディアールまで行く時間がもったいないかなって。
     カルフールなどのスーパーで売っていますもんね。
     さあ、行動開始です。
     まずは会計を済ませてっと。
     日本人に見える女性が「メルシー、マダム」とお別れの挨拶を言ってくれました。
     笑顔がとても素敵です。こんな笑顔をされたら、つられて笑顔になってしまいます。
     私も笑顔で挨拶を返しtんだけど、
     負けない笑顔ができたかなぁ(o^∇^o)ノ

      

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