さようならパリ編

     
     ぼやけて見えるのは車です。

      
    スーパーでお買い物
     メトロに乗ってシャンゼリゼに向かいました。
     モノプリというスーパーはすぐに見つかり、
     お土産にチョコレートやクッキーを買い込みます。
     自分へのお土産としては手帳とシャンパンを買いました。
     手帳は手ごろな値段で素敵なものが見つかったんです。
     またシャンパンはブラン・ド・ノワールというものを初めて買いました。
     シャンパンに限らずワインって赤、白、ロゼですよね。
     このシャンパンは本当は白なんですが、
     ピノ・ノワールという黒ぶどうを使って作られているんです。
     せっかくだからちょっと変わったものを選んでみました。
     だけどまだ飲んでいないので、本当はどんな色なのかは見てないんですけど。
     ずっしりと重い荷物を抱えてモノプリを出ると
     シャンゼリゼ通りは人でいっぱいでした。
     週末の夜を楽しむ人の列に加わると、
     なんだか私もうきうきしてきちゃって
     シャンゼリゼ通りをそぞろ歩きしたくなったんですが、
     買ったばかりの荷物を両手に抱えた私は散歩を楽しむ状況ではなくて。。。
     『ええい、部屋に荷物を置いて戻って来よう』って決意したのでした。

    凱旋門
     部屋に荷物を置くとすぐにメトロでシャンゼリゼ通りに取って返しました。
     今回はシャンゼリゼ通りの端に当たる駅で降ります。
     そぞろ歩きの前に凱旋門に行こうって計画したんです。
     闇夜に浮かぶ凱旋門は重厚で威厳があって、
     パリの夜景ってやっぱり素敵です。
     凱旋門の周りは自動車道路で信号がないので、
     地下道を通っていくのですが、
     地上に上がると騒々しい楽器の音が。。。
     凱旋門はもともと第一次世界大戦で亡くなった無名戦士のために建てられたので
     門の真下に戦士を弔うための火が点っています。
     そこで兵隊さんたちが何かのセレモニーをしていました。
     何をしているのか私にはわからなかったけど、
     きっと厳かなものなんでしょうね。
     さて地下道からずっと「凱旋門に上るかどうか」って考えていました。
     それと言うのも凱旋門ってとってもすごい階段なんです。
     狭いので周りに迷惑をかけないためには、歩くしかありません。
     私の足で上がれるかなって不安なものの「ここまで来ちゃったし」って覚悟を決めました。
     私はこの日買ったぺったんこのバレーシューズをはいていたのですが、
     ヒールがないためか足の痛みも随分ましです。

    
    この場所は写真スポットで混雑していました。

    パリの夜景
     
階段はやっぱり長かった。。。上がると汗をかいていました。
     ヒール無しで本当によかったって思います。
     凱旋門に行かれるのなら、歩きやすい靴で足腰の達者なうちに行ってくださいね。
     さて上からの眺めは・・・絶景でした!!!
     360°のパノラマが広がります。
     エッフェル君が点滅するたびに歓声が沸きます。
     またシャンゼリゼ通りでは右に赤、左に白の列が動いています。
     よく見ると車のライトなのでした。
     こんなに右側通行がはっきりわかるなんてびっくりです。
     そして遠くには観覧車が見えました。
     ちょっとここで説明が必要ですよね。
     ご存知の方も多いかもなんですが、
     凱旋門からはいくつかの通りが放射状に延びているのですが、
     その中のひとつであるシャンゼリゼ通りを下っていくとコンコルド広場に行き着きます。
     さらにまっすぐ進むとチュイルリー公園を抜けて、
     ルーブルのガラスのピラミッドそばのカルーゼル凱旋門なんですよ。
     これってすごくないですか?
     何がすごいのかなって思われるかもしれませんが、
     しかも凱旋門から反対に進むと、グランド・アルシュ(新凱旋門)です。
     初めて知ったときにはなんだか感動してしまったんだけど、
     その興奮は今も続いています。
     私ではそのすばらしさを言い表す言葉が見つけられなくてもどかしいです。

    
    通りの先の丸い輪が観覧車です。

    オー・シャンゼリゼ
     凱旋門の屋上からエッフェル君にさようならを言いました。
     地上に降りて凱旋門を歩き出します。
     夜になり寒かったのですが、それでも歩道にでた座席で食事を楽しんでいます。
     また、ただ歩いているのを楽しんでいる人も多く見かけました。
     ヨーロッパって街を歩いているだけって人をよくいますが、
     そういう文化なんでしょうね。
     男性はカバンを持ってないのが普通で、女性もまれに手ぶらで歩いている人がいます。
     日本なら男性でもカバンを持っていて普通ですよね。
     知り合いとすれ違った人が笑いながらハグしているのなんて映画のようです。
     シャンゼリゼ通りを行き交う人々はなんだか楽しそうなんですよね。本当に。
     わたしもそぞろ歩きを楽しみます。

    有名なお店
     ルイ・ヴィトン本店に来ました。
     入り口には入場待ちの列が・・・
     すごい人気ですよね。
     列には日本人が多いようです。
     私はさすがに遠慮して外から眺めるだけにしました。
     さらに通りを進むとカフェ・フーケ(Fouquet's)。
     ここはサルコジさんが大統領に当選した晩に仲間と食事したお店です。
     シャンゼリゼでもっとも有名なお店のひとつで、
     ちょっと格式がある感じでパリっぽいんです。
     窓際で通りを行く人を眺めるマダムがひとりでコーヒーを飲んでいたりするのを見ると
     私も素敵なマダムになりたいなって思います。
     マドモアゼルはあきらめる年齢なので。。。(ノд-。)

    
    ルイ・ヴィトン本店

    ESPRIT
     せっかくのシャンゼリゼなので、自分へのお土産を買いたいなって思っていたら
     ESPRITがありました。
     私も入ってチェックしましたが、
     服は日本でもあるかなって思うし、ユーロが高い頃だったので
     値段的にもお得感がなかったのですが、
     以前から狙っていたブーツを試着しました。
     強めのデザインのブーツで気に入ったものがあったものの、
     結局は買いませんでした(/_<)
     だって、買っても持って帰れないんだもん。
     キャリーはもうパンパンなんです。
     サイズ違いを出してくれたお姉さん、ごめんなさい。
     旅行先で浮かれて、後先考えずに試してみちゃいました。

    ベンチで感じる幸せ 
     歩道のベンチに座って、道行く人を眺めていました。
     夜は肌寒くコートが必要ですが、
     それでも本格的な冬には遠く、街歩きにはよい季節です。
     明日には帰らなきゃいけないんだなって思うと、
     寂しくて寂しくてなりません。
     ずっとパリにいたら楽しいだろうなって
     ありえないことを考えたりしていました。
     葉子になってパリを歩けて、幸せだなってしみじみと思います。
     女の子してパリを歩きたいなって思っていたので、
     この旅行は私のドリームズカムトゥルーですよね。
     本当に幸せ者です(・_・)(_・ )(  )( ・_)(*°∇^V)⌒☆

    
    コンコルド広場からエッフェル君(真ん中の黄色い棒)が見えました

    最後のお散歩
     足の痛みもましになり、時間もわずかに残ってます。
     せっかくなのでこのままコンコルド広場までお散歩することにしました。
     シャンゼリゼからまっすぐ歩き続けるだけです。
     並木の背も高く、周りには大統領宮もあって、
     お散歩コースとしては気持ちのいい道です。
     夜ですが多くの人が歩いていました。
     歩いていると、火照った頬に当たる風が心地よく
     気分が高揚してきました。
     目的地のコンコルド広場には仮設の観覧車があり、
     凱旋門から見たとおり電飾で光り輝いています。
     「パリを実感!」な〜んて、思っていました。
     パリの楽しみは「散歩して楽しいですもんね」( ・∇・)

    
    オベリスクと観覧車
    
    コンコルド広場でパリにさようなら
     コンコルド広場に到着しました。
     横断歩道を渡って噴水のそばに行くと、
     風で飛ばされた水しぶきが激しくて服もカバンも濡れちゃいました。
     そんなこともなんだか楽しくて。
     コンコルド広場の北西角には
     「ホテル・ドゥ・クリヨン」という最高級ホテルのひとつがあって、
     ライトアップされた姿も美しいです。
     マリー・アントワネットが処刑されたのがまさしくこの広場で
     チュイルリー公園の入り口辺りとのことなので、
     ちょうど観覧車が立っているところになるのかな。
     北に行けばマドレーヌ寺院、南に行けばセーヌ川、まっすぐ東でルーブルです。
     パリの真ん中ってシテ島のノートルダム寺院(の前のマンホール)ですが、
     私としてはコンコルド広場がパリの真ん中って感じなんです。
     「勝手なこと言わない」って怒られちゃいそうな意見ですね☆⌒(>。≪)
     さあ、観覧車を眺めながらパリにお別れです。
     気温は低く、頬をなでる風は冷たいのだけど
     お別れを告げながらも、興奮してるんでしょうね、身体がぽかぽかしています。
     本当にパリが好きで、
     女の子してパリに来れて幸せだなって思います。
     初めて女の子して街歩きをしたときは、
     もう街を歩いているだけで心臓がバクバクしていたのに、
     パリで散歩できるくらいに成長しました!

     成長じゃなくてあつかましくなっただけかもですけどo(*^▽^*)o~♪

     
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     おしまいです。ここまで読んでくださって:*:゚・☆ヾ(・_・。)了└|力"├♪
 

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